
先生たち、エクセルって使いこなせてますか?
成績管理やスケジュール調整、書類作成…意外と手間がかかりますよね。
でも、エクセルの便利な関数を使えば、驚くほど効率よく業務が進むんです!
今日は初心者でも使いやすい関数から、ちょっと応用編まで、一気に50個ご紹介します!
この記事の目次
1. SUM関数:合計を一瞬で計算!
「合計を計算するのに電卓を使ってないですよね?」
- 使い方
例えば、生徒のテスト点数(A1~A10)があるとします。この点数の合計を出したいとき、以下のように入力します:
=SUM(A1:A10)
すると、A1からA10までの点数を一発で合計してくれます! - 応用例
学年ごとの成績合計や、授業時間の合計など、何でもOK。どんなデータでも「範囲を指定するだけ」で計算してくれます。
2. AVERAGE関数:平均点も簡単!
「成績の平均を出すとき、どうしてますか?手計算してるなら今すぐやめましょう!」
- 使い方
平均を出したい点数(A1~A10)を選んで、次のように入力します:
=AVERAGE(A1:A10)
これで、生徒たちの平均点がすぐに計算できます。 - 応用例
各クラスの平均点を比較したり、時間割の平均授業時間を計算するのにも使えます。
3. IF関数:条件に応じて結果を変える魔法!
「例えば、成績を『合格』『不合格』で自動判定したいとき、どうしてますか?」
- 使い方
生徒の点数が60点以上なら「合格」、それ以下なら「不合格」と表示したい場合:
=IF(A1>=60, "合格", "不合格")
この関数を使えば、条件を指定するだけで自動判定できます! - 応用例
出席率や課題提出状況をもとに「合格」「再提出」などを表示する仕組みも簡単に作れます。
4. VLOOKUP関数:名簿から情報をサクッと引き出す!
「生徒名簿から特定の生徒の情報を探すとき、手で探していませんか?」
- 使い方
例えば、次のような生徒名簿があったとします:A列 B列 名前 学籍番号 山田太郎 12345 鈴木花子 67890 山田太郎の学籍番号を調べたい場合:
=VLOOKUP("山田太郎", A2:B10, 2, FALSE)
→ 「12345」と表示されます。 - 応用例
名簿だけでなく、成績表や授業担当表など、どんな表でも検索可能です。
5. NETWORKDAYS関数:土日を除いた日数計算が楽勝!
「締切日までの平日だけを計算すること、よくありますよね?」
- 使い方
例えば、プロジェクトの開始日が2024年11月1日、終了日が2024年11月28日とします。この期間の平日の日数を計算するには:
=NETWORKDAYS(DATE(2024,11,1), DATE(2024,11,28))
結果として、土日を除いた営業日数が自動的に計算されます。 - 応用例
学校行事の準備期間や、試験までの実質授業日数の計算に役立ちます。
② 時間短縮系:データ整理がスムーズになる関数
6. TEXT関数:日付や数字を見やすく整形
「日付や数値のフォーマット変更、手作業してませんよね?」
- 使い方
日付(2024/11/28)を「2024年11月28日」という形式で表示したい場合:
=TEXT(A1, "yyyy年mm月dd日")
これで見やすくなります。 - 応用例
書類のフォーマット統一や成績表の日付整形に使えます。
7. CONCATENATE関数(またはTEXTJOIN関数):データを結合
「生徒のフルネームを一発で表示したいとき、どうしてますか?」
- 使い方
苗字(A1)と名前(B1)を結合してフルネームを作る場合:
=CONCATENATE(A1, B1)
→ A列「山田」、B列「太郎」であれば、「山田太郎」となります。 - TEXTJOIN応用例
複数のセルを「,」や「・」でつなぐ:
=TEXTJOIN("・", TRUE, A1:C1)
8. TRIM関数:余計なスペースを削除
「セル内のデータ、変に空白が入っているときどうしてます?」
- 使い方
不要な空白を取り除きたい場合:
=TRIM(A1)
→ 生徒リストなどのデータがスッキリします!
9. LEFT, MID, RIGHT関数:特定の文字列を抽出
「必要な部分だけ切り取って使いたいとき!」
- 使い方
- LEFT: 左側から文字を切り取る。例)
=LEFT(A1, 3)
→ 最初の3文字を抽出。 - MID: 真ん中から文字を切り取る。例)
=MID(A1, 2, 3)
→ 2文字目から3文字切り出し。 - RIGHT: 右側から文字を切り取る。例)
=RIGHT(A1, 4)
→ 最後の4文字を抽出。
- LEFT: 左側から文字を切り取る。例)
- 応用例
学籍番号やコードの一部を抜き出すときに便利です。
③ 学校業務特化系:毎日の作業を楽にする関数
10. RANK関数:順位を一瞬で計算
「成績の順位、手作業でつけてませんよね?」
- 使い方
生徒の点数がA1~A10にあるとします。順位を表示したいセルに:
=RANK(A1, A$1:A$10)
→ A1の点数に基づく順位を計算します。
11. ROUND, ROUNDUP, ROUNDDOWN関数:小数点の処理
「成績を丸めるのに便利な関数です!」
- 使い方
- ROUND: 四捨五入
=ROUND(A1, 2)
→ 小数点以下2桁で四捨五入。 - ROUNDUP: 切り上げ
=ROUNDUP(A1, 2)
- ROUNDDOWN: 切り捨て
=ROUNDDOWN(A1, 2)
- ROUND: 四捨五入
12. HYPERLINK関数:リンクを一発で作成
「オンライン資料やウェブページのリンク、簡単に作れます!」
- 使い方
=HYPERLINK("https://example.com", "資料リンク")
→ 「資料リンク」というテキストがクリック可能になります。
④ 応用系:ちょっとプロっぽいスキル
13. INDEX + MATCH関数:柔軟なデータ検索
「VLOOKUPじゃできない複雑な検索に!」
- 使い方
例えば、A列に名前、B列に点数があり、「鈴木花子」の点数を探す場合:
=INDEX(B1:B10, MATCH("鈴木花子", A1:A10, 0))
14. FILTER関数:必要なデータだけ抽出
「条件に合うデータだけ表示する!」
- 使い方
テストで60点以上の生徒を抽出:
=FILTER(A1:B10, B1:B10>=60)
15. OFFSET関数:動的な範囲作成
「範囲を動的に指定して集計したいときに便利!」
- 使い方
基準セル(A1)から2行下、3列右の値を取得:
=OFFSET(A1, 2, 3)
⑤ データ分析系:生徒データをもっと活用
16. COUNT関数:データの数を数える
「データがいくつあるかを簡単に確認!」
- 使い方
セル範囲A1:A10に入力されているデータの数を調べたい場合:
=COUNT(A1:A10)
→ 数字が入っているセルの個数を数えます。 - 応用例
提出済みの課題数や、出席簿で欠席者数を確認するのに便利です。
17. COUNTA関数:空白以外をカウント
「数字だけでなく、文字列も含めてカウントしたいとき!」
- 使い方
提出済みの課題が記録されているセル範囲(A1:A10)のうち、空白以外のセルを数える:
=COUNTA(A1:A10)
18. COUNTIF関数:特定の条件を満たすデータをカウント
「例えば、80点以上の生徒が何人いるか調べる!」
- 使い方
点数が80点以上のセルの数を数えたい場合:
=COUNTIF(A1:A10, ">=80")
- 応用例
特定の教科の合格者数や出席者数の確認にも使えます。
19. SUMIF関数:条件を満たすデータの合計
「特定条件のデータだけを合計!」
- 使い方
例えば、「A列に教科名、B列に点数」があるとき、数学の点数だけ合計する:
=SUMIF(A1:A10, "数学", B1:B10)
20. AVERAGEIF関数:条件を満たすデータの平均値
「特定条件で平均を計算する!」
- 使い方
「数学」の平均点を計算する場合:
=AVERAGEIF(A1:A10, "数学", B1:B10)
21. UNIQUE関数:データの重複を削除
「同じデータが多いとき、一発でユニーク値に!」
- 使い方
クラスリストに同じ名前が複数ある場合、ユニークな名前だけを抽出:
=UNIQUE(A1:A10)
22. SORT関数:データを昇順や降順に並べ替え
「データを整理して見やすく!」
- 使い方
点数データを昇順に並べ替える場合:
=SORT(A1:A10)
23. TRANSPOSE関数:行と列を入れ替え
「横長データを縦長に、またはその逆を一瞬で!」
- 使い方
範囲A1:E1を縦に並べ替えたい場合:
=TRANSPOSE(A1:E1)
24. SUBTOTAL関数:フィルタ後のデータを集計
「フィルタを使ってデータを絞り込んだ後の集計に便利!」
- 使い方
フィルタ後の範囲A1:A10の合計を計算:
=SUBTOTAL(9, A1:A10)
⑥ ロジック・条件付き操作系
25. AND関数:複数条件の同時判定
「全ての条件が成立するかをチェック!」
- 使い方
例えば、点数が80以上で出席率が90%以上の場合:
=AND(A1>=80, B1>=90)
26. OR関数:いずれかの条件を満たす場合にTRUE
「条件の一部でもOKなら!」
- 使い方
点数が80以上または90以上:
=OR(A1>=80, A1>=90)
27. NOT関数:条件を反転
「条件が成立しない場合を判定したいとき!」
- 使い方
点数が80未満の場合:
=NOT(A1>=80)
28. ISERROR関数:エラーをチェック
「エラー値を検出して処理を柔軟に!」
- 使い方
エラーが出た場合は「エラー」と表示:
=IF(ISERROR(A1), "エラー", A1)
29. IFERROR関数:エラー回避が簡単に!
「エラーが出てもスマートに処理!」
- 使い方
数式エラーを回避して「0」を表示:
=IFERROR(A1/B1, 0)
30. SWITCH関数:複数条件を分岐
「条件分岐をスマートに処理!」
- 使い方
テスト点数に応じて評価をつける:
=SWITCH(A1, 100, "S", 90, "A", 80, "B", "C")
⑦ 時間操作系:日付や時間の計算に便利
31. TODAY関数:今日の日付を取得
「現在の日付を表示したいとき!」
- 使い方
今日の日付を取得:
=TODAY()
32. NOW関数:現在の日時を取得
「時刻まで必要なとき!」
- 使い方
現在の日付と時刻を取得:
=NOW()
33. DATEDIF関数:日付間の差を計算
「イベントまでの日数を知りたい!」
- 使い方
開始日がA1、終了日がB1の場合:
=DATEDIF(A1, B1, "d")
⑧ その他の便利機能
34. PROPER関数:単語の頭文字を大文字に
「名前や見出しを整える!」
- 使い方
=PROPER("yamada taro")
→ 「Yamada Taro」
35. LEN関数:文字数をカウント
「名前やコードの文字数をチェック!」
- 使い方
=LEN(A1)
「先生たち、どうですか?『あ、この関数知ってる!』ってなったり、『これ使ったら仕事めっちゃラクになるじゃん』って思いましたよね?まだ使ったことのない関数があれば、ぜひ試してみてくださいね!きっと業務の効率がグッと上がるはずです。」